■■ カナダ アシニボイン 3 ■■
昨夜轟音で目が覚めた。
夜の間に、物凄い雨と雷が鳴っていた。ロッキーに来てから二度目の荒天。
コテージやロッジならそれほど気にはならないのだろうが、何しろテント泊^^;
音の凄まじさは、山々に轟き渡り、並大抵のものではない。そして激しい雨。
もっとも、テントとはいえ雨は入ってくることもないし、とりあえずこの中にいれば風雨は凌げるのだけれど...
あまりの轟音に、ちょっと怖かったのも事実。雷は好きなんだけど、さすがにこの条件下ではレベルが違う^^;
Aさんは私に暖かい方の寝袋を貸してくださっていたので、かなり寒かったらしい。
それもそのはず...朝起きてテントを見たら、びっしりと霜がおりていた。
顔を洗う水も冷たい。きりきり、と言う感じ^^; ま、びしっと目は覚めた。
私はと言えば、もともと寒さには常人よりかなり強い上に、靴下、分厚いマフラーに分厚いニットのキャップなどを身につけ、とりあえず持ってきた上着などを着込んで寝袋に入ったため、それほど寒くはなかった。今夜からは普通の寝袋でいいので^^と、お返しする。
...が、これほど寒かったのはこの初日の夜だけだった。ごめんなさい、ありがとうございました。

通り過ぎた雨雲のおかげで、昨日よりいっそう美しいアシニボインが目の前に迫る。
ほんとうに、真っ青な空。そして眼前の峰。
ストレッチをして体を目覚めさせる。
温かい朝食が嬉しい。食後にコーヒーを飲んで、ほっと一息。
時間が経つにつれ、徐々に気温も上がってきた。

今日はロッキーのピークのひとつであるNub Peak(標高2743m)に行く予定。
地図を見ても、物凄い詰まり方をした等高線がほとんどのロッキー。
この場所からだからこそ立てるピーク。
しかもこのお天気。考えるだけでわくわくする。
もちろん楽々ではないのだけれど、何しろ眺めが美しい。
Lake Magogを過ぎ、樹林帯を抜け、森林限界を抜けると周りの様子が一変する。
さらに進むと3つの湖。Sunburst Lakeが最初。太陽の光を浴びると輝き方が違うのだろうか?
2番目にCerulean Lake。セルリアンブルーの色の名前かな?←私の想像です。
そしてElizabeth Lake。書きながら向こうで会った女性に「私の湖よ」と言われたのを思い出した。
そう、彼女の名前はエリザベス、だった^^。颯爽とした女性、だった。決して若くはなかったけれど。笑顔が今も記憶に残る。
そして後方にアシニボイン。
日本名忘れな草。外国でも同じ名前なのは不思議だ。Alpine forget me not。

ハイシーズンということもあるのだろう、たくさんの人がいる。
青空に映えるアシニボインを見るには、ここは絶景の場所だ。
ピークに着くと、結構な人がいる。ランチを取ったり、横になったり、談笑していたり。
眼前にはアシニボイン。反対側の向こうには「最初の頃に行ったはサンシャインメドウ。あちらの方角だよ」と聞き、遠く眺める。
ここからずっと向こうから、アシニボインを眺めたんだ。
そして今私は、アシニボインのすぐ目の前に、いる。
ロッジのオレンジの屋根が見える。Naiset Huts。青空。日差し。キャンプ地なのか、赤い色の建物(テント?)が見える。
お昼を軽く食べ、登頂記念に写真を撮る。そしてちょっと贅沢にピークでお昼寝(笑)...幸せ。

下山開始。今日はちょっとしたお楽しみが待っている。
アシニボインロッジでのティータイムがあるのだ^^
足取りも軽く進む。全然疲れないのは何故だろう。
時折休んだり、景色を眺めたりしながらあっという間にロッジに着く。
さて、お待ちかね^^
疲れた体に、冷たぁいビールが染み渡る。うぅ~、美味しい。
そしてそして、ケーキと紅茶のセット^^♪
ケーキはかなりのボリューム^^; パウンドケーキをスライスしてあるのかな。向こうの人って本当に良く食べるんだなぁ。一人だと多いかも。二人で丁度いいくらい。
でも甘さは控えめで美味しい。3種類あって、味がそれぞれ違う。
紅茶はおかわり自由。目の前にはLake Magogとアシニボイン。贅沢なひと時。
反対側のテーブルには、ビールの缶をピラミッドのように積み上げて、ほかのグループが談笑している。・・・飲む量もすごいんだなぁ、と妙なところで感心(笑)

しばらくの間景色を見ながら写真を撮ったり、ちょこちょこと出てくる地リスを眺めたりしていたが、ロッジ周辺や泊まれなかったNaiset Hutsを回ってみる。
ロッジは大きなメインの部分と、コテージ風の別棟になっているものがある。
別棟のロッジにはそれぞれに名前がついている。山であったり、花であったり。ベッドも内装も、Hutsとは大違い。中に洗面台もあったりする。
Hutsにてヘリポートで一緒だったファミリーに遭遇。手作りのお菓子などを頂いてしまった^^
「夕べの嵐は大丈夫だった?」と聞かれたので「とーっても寒かったです」と答えたらとても気の毒そうな顔をしていた。
最初の日に皆が見せた気の毒そうな表情はこれだったのか(笑)
ここのファミリーの一人の女性はご主人が日本人とのことで、すごく親切にしてくださった。
ご主人はホテルで氷の彫刻などの仕事をしているとか、子供が4人いるの、とか、そんなことを明るく教えてくれる。私にも聞き取りやすい英語だったのでなんとかわかる^^
私の会話力と言えば、語彙がなさすぎて、滑らかに会話なんてできない。きちんとコミュニケーションが取れたら、と切実に思う。
ガイドのAさんが会話しているのをにこにこしながら聞くだけの私。(な、情けない)
昔はもう少し喋れたはずなんだけど。英語をやろうと心に誓う。

キャンプグラウンドに戻る。30分の道のり、山々や湖、2頭の鹿に遭遇。
今日もあっという間だ。
昨夜を教訓に、厚着をして寝る。
おやすみなさい、また明日・・・
楓@Natural*days
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